2010年12月31日金曜日

出国まで6日:向き合う


2010年も後数時間で終わります。
同時にあたしにとって転機の1年目、2011年が始まります。

こないだ飲んでて話してたこと。
「2ヶ月の訓練で何を学んだか?」
ぱっと思い浮かばなくて、そのとき答えたのが「向き合うこと」やった。
でも、その後考えてみるとあながち間違いではなかったのかな、と思うわけで。

・人と向き合った
いや、普段真剣に向き合ってないとかそうゆうわけではないのですが。
仕事してたときは毎日に忙殺されてて、なかなか人と将来のこととか自分の来し方とかの話をできてなかったわけで。
でも2ヶ月間で、お互いの志望動機とか、今後とか結構熱く(暑苦しく)語り合ったりする機会が多くて。
同時に、2ヶ月の共同生活ってことで、たとえ誰かとケンカしたりやなことがあっても基本的には逃げられない。
ちゃんと向き合って、解決してかないといけないわけで。そういうわけで人と真剣に向き合ったと思うのです。

・自分と向き合った
共同生活ってことで、自分のアップダウンとかが手に取るようにわかった。
そこでいかに自分をコントロールするか、ってことで。
あと、フィジカルとメンタルの関係もよくわかって、自分の身体と向き合うことの大切さも結構わかったかな。

・自分の将来と向き合った
協力隊に参加することでこれは結構realityを帯びてきたことで。
中学の頃からやりたいことってのは、変わってなくて。
でも、なんだかんだ言い訳をして、その自分のやりたいことから逃げてた。
でも、会社辞めて、逃げ場のない状態で協力隊に参加することである意味自分を追い込んでて。
この2ヶ月いろんな人と将来の話したりして、遅ればせながら自分の将来とがっつり向き合う覚悟ができました。
現場か、本部か、それともビジネスとしてか、自分がどこのフィールドでやりたいことを実現させてくのか、それを考える2年にしたいのです。

というわけで、2011年も多くのことと向き合わなければいけないと思うのですが、逃げずにがっつり向き合っていきたいと思います。

ではではよいお年を~。

2010年12月28日火曜日

出国まで1週間


前回のブログが10月28日、今日は12月28日。2ヶ月、、。
2ヶ月は怒涛のように過ぎていきました。

11月5日(金)語学中間テスト:問題なくパス
それからは語学+サッカーが生活の中心でした。
12月3日(金)語学最終テスト:パス
12月7日(火)特別行事のため東京へ
12月8日(水)語学最終プレゼン:全く暗記できてなかった。。。
12月9日(木)JICA駒ヶ根訓練所退所
12月10日(金)京都着

12月17日(金)京都府・京都市表敬訪問:京都府庁・京都市役所へご挨拶
12月21日(火)ガボン大使館表敬訪問

派遣前訓練では多くの人と知り合うことが出来ました。
やっぱり2ヶ月の共同生活、楽しいことだけちゃうけど、しんどいこと・悲しいこととかを一緒に乗り越えたからこそ絆は深まったんちゃうかなと思うわけです。
たった3ヶ月前までは他人やった人たちとこんなにも仲良くなれて、その人たちのことをこんなにも大切に思えるなんて、こんなにステキなことはないんやないか、と感謝の気持ちでいっぱいです。

みんなに笑って2年後会えるように、できることを精一杯やってきます。

さて、準備準備。。。出国まで後1週間です。

2010年10月28日木曜日

派遣前訓練②

早いもので駒ヶ根に来て23日が経ちました。3分の1が終わっちゃった。。。早い!

ここ最近やってること・やったことをつらつら書いてみます。

・ラジオ体操
→ラジオ体操界のカリスマに直接指導してもらった!毎朝、第一と第二やってる。でも、そろそろ屋外は寒い。。。

・予防接種
→アフリカ派遣ということで、結構な量。A型肝炎・B型肝炎×各2回、破傷風×1回、狂犬病×3回、ポリオ×1回・・・トータル9回。。。黄熱病は2年前に接種済み。毎週火曜は注射の日!ってことで結構憂鬱。狂犬病痛かったし、、、。来週は破傷風。

・駒ヶ根市のお祭り(みなこいワールドフェスタ)への参加
→隊員の多くがお手伝いに行きました。みんな民族衣装着て、外大夏まつりみたいでめっちゃ楽しかった~民族料理の屋台とか懐かしい。。。駒ヶ根市は訓練所があるせいか、外の人を受け入れる風土があるなってとても感じられた。

・フラ語
→一にも二にもこれが生活の大半。来週金曜5日は中間テスト。しゃべれるようになる気がしない。。。けどやるしかない!語学はやっぱり努力あるのみと痛感。

・スポーツ
→男性陣にまじってガチのサッカー(フットサル)やってる。一応会社でちょっとだけやってたけど、もう全然ムリ。足が青タンだらけやけど、いい運動!ただ、自分のサッカーの出来なさ具合にフラストレーション溜まりまくるけど。

・チェンバース
→何年かぶりに読んでみてる、けど全然覚えてない!とりあえず、頭ではいろいろ考えられるけど、それを言語化するのにすごく苦労する。もっと自分の考えをspeak out!していかな。。。

傍から見たら結構異常な生活やと思うけど、だんだん知り合いも増えてきたし、やっぱ人に恵まれてるからか、少なくともあたしはたくさん笑ってます。

とりあえず来週のテストに向けて勉強せねば。。。

2010年10月16日土曜日

派遣前訓練①

10月6日(木)から長野県駒ヶ根市の駒ヶ根青年海外協力隊訓練所に来てる。
ここで青年海外協力隊・シニアボランティア合同で12月9日(木)まで65日間訓練を受けるのです。
だいたい1日のスケジュールは下記の通り。

5:30  起床
6:00  ジョグ(だいたい毎日3km程度)
7:00~ 朝の集い(派遣国の国旗掲揚、ラジオ体操)
7:20~ 朝食
8:45~ フランス語(~11:40・50分×3コマ)
11:40~ 昼食
13:00~ フランス語(~14:50・50分×2コマ)
15:10~ 講座・予防接種など(~17:00)
17:45~ 夕食
18:30~ フランス語(宿題・予習・復習など)
22:00~ お風呂
22:40~ 点呼(班長なので)
24:00~ 就寝

これが月曜から土曜まで。
土曜は15:00で終わるときもあるけど。あと、日曜日はお休みです。
なので、土曜日の夜はみんなテンション高くて結構飲みに行ってるかな~。
今日22:00にお風呂行ったらめっちゃ混んでたし。(お風呂は22:30まで)

こう見たら結構ストイックな生活かも。ずっと食べてるから太ったけど。
一応語学を専門とする大学を出たわけやけど(専攻は違うけど)、そんなあたしから見ても語学をやるには恵まれてる環境やなーと。
①先生はネイティブ→文法もネイティブから習うのは結構大変やけど。。。
②恵まれた施設→授業をやってる教室(語学教室)は22:00まで使用可能。
③モチベーションの高い同期→同じクラスのメンバーと毎日語学教室で宿題・予習・復習をやってるわけで。で、語学教室で勉強してると他の教室で勉強してる人に会ったりもするし、周りもやってるから自分もやらな、って思う。

その他にも体育館は結構用具揃ってるし(前の会社の物も多数)、ごはんはおいしいし、景色もすっごいきれいやし、結構楽しくやってる。

ただ、そろそろフランス語の貯金がなくなってきて厳しくなってきた。 
とりあえず今日は寝て、明日に宿題と予習・復習せねば、、、。
明日は8:30からソフトボールして、勉強して、14:00からドッジボール!
人集まるかな~

2010年10月5日火曜日

派遣前訓練

いよいよ明日から派遣前訓練です。

派遣前訓練とは。。。要は合宿です。語学合宿といっても過言ではない。
朝からみっちり授業が組まれていて、基本休みは日曜日だけです。
期間は10月6日(水)~12月9日(木)まで。
勉強言語によって、福島県・二本松と長野県・駒ヶ根の2つに分かれます。
二本松は東アジア・東南アジア系・アラビア語・英語・一部フランス語で、駒ヶ根が南アジア系・オセアニア・CIS・フランス語・スペイン語・一部英語って感じですかね、ざっくり言うと。

とりあえず、200人くらいの共同生活。
どんなことになるんか全く予想もつきませんが、
いろんな人と話して、いろんな考え方を聞いて、いっぱい吸収して、いっぱい勉強してきます。

まずはフランス語落ちこぼれてる現状を何とかしなければ、、、

2010年9月15日水曜日

技術補完研修

内容:普及法・・・農村生活技術普及法について、村落開発普及と生活水準向上の視点、活動の評価等の知識と演習

日時・場所・・・9/10(金)-9/14(火)・JICA地球ひろば(広尾)

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9/9(木)東京前乗り。
「命をつなぐ」http://www.magnumphotos.co.jp/inochi/ を見た後に吉祥寺の友達(というのもおこがましい)のおうちにお邪魔し3歳児と戯れてみる。その後、大学時代の友達との飲み会×2。バタバタしたけど会えてよかった!
チェックインに大幅に遅れる。。。周りに同じ村落隊員がいると思うとどきどき。

9/10(金)研修1日目。
AM:開発の言説および現場
PM:村落開発の視座
夜:懇親会
22-3の村落隊員70人集合。派遣国もバックグラウンドもばらばら。
研修内容もグループワークが多く、いろんな人とたくさん話せたな~。
夜の懇親会は下のカフェからケータリングという開発・環境を彷彿とさせる手作り感!技術顧問・OVも参加されて、いろいろお話できました。
その後、ウィークリーマンションでの部屋飲み。大学生のノリやね。周りの部屋でも部屋飲みしてた模様。

9/11(土)研修2日目。
AM:医療と文化・そして現場
PM:OVのお話
夜:22-3大懇親会@広尾
午前中の講師の方は大学時代習ってた。「ワールドカップで授業サボった・・・」って言ったら思い出してくれた笑 午後にはガボンOVもいらっしゃり大変勉強になった!
大懇親会は最終60人くらい来てどーなるかと思ったけど、みんな楽しんでたみたいでよかった◎共同幹事のお三方にはまじ頭上がりません!

9/12(日)研修3日目。
PCM手法
夜:村落飲み→PC飲みに合流
PCM手法はキツかった~。。。1日ワークショップを現地でもやろうと思ってたけどムリ!うちらでも集中力切れまくった。これは考えモノですね。
夜は顧問のお二方を囲む会。その後、この日で研修終わったPC飲み@銀座に合流。
村落とは違うアダルトな雰囲気の中、いっぱい笑わせてもらいました。

9/13(月)研修4日目。
AM:村落開発手法
PM:フィールドワークの手法と課題
夜:村落飲み→女子会
隊員OVで現在は大学で教えられている女性2名が講師。単なる経験談で終わらせるのではなくそこから先にどう繋げるかがかなりわかりやすかった。とりあえず、今集められる資料はすべて集めて、手法なども一通りおさらいせねば。
夜はおしゃれなところへ行こうと言ってたのに、結局恵比寿のビアホール笑 
その後は御茶ノ水で前職の女子会!退職したのに一緒に飲んでくれて挙句の果てには来年ガボンに来てくれるという。感謝!ガボンでお待ちしてます◎

9/14(火)研修最終日。
AM:コミュニティ活動の枠組み
PM:文化論・開発論・ボランティア論
夜:村落飲み→帰京
久しぶりに従属論って言葉聞いた笑 でも、開発の流れのおさらいにはよかったかも。あたしは大学で一通りやってたからすんなり入れたけど、初めて聞いてたら理解できないかも。まぁでも最終日の最後のコマってことは、それに縛られすぎないためのカリキュラム組なのかも。
夜はまた講師の方を囲んでもんじゃ!それぞれの電車の時間に応じて随時抜けてくの、寂しかったな。なんだかんだであたしは新幹線終電やった。

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5日間やと何かを得るには短すぎる。
きっとこの研修の狙いは、PCMをモノにしろとか近代化論について意見持てとかそーゆーもんではないと思う。
特に村落開発普及員なんて、それぞれの要請が全く違うし、水産業やるあたしから難民支援する人・一村一品運動する人まで幅広くいるし。
きっと、候補生にいろんな素材提供する目的(取っ掛かりは作るからそっからは自分でやれよ!)と横のつながりを作る目的なんではないかと。訓練所別れたらこれが最後ってなるけど、ML作ったり、講師の方々には毎晩飲みに誘っていただいたりで横のつながりは結構できたかもと思ったり。

研修内容もつながりも自分から働きかけないとそこで止まってしまうから、これからはそれをどう生かすか、やね。心入れ替えてがんばろ。

2010年9月6日月曜日

退職

8月20日(金)最終出勤の日。
最後の日とは思えないくらい仕事が山積、デスク周りも片付いてない、でも挨拶回りしないと!ってことであんまり覚えてないくらいばたばたした1日でした。

で、挨拶回りしながら、「あーやっぱりあたしは人に恵まれてる!」と何回も思わされました。仕事で関わった人も、部活の人も、部署の人も、同期もほんとにステキな人たちばかりでした。しんどくなかったと言えば嘘になるけど、2年半続けられたのもひとえに人に恵まれてたおかげです。この場を借りて、ありがとうございました。


そして、有給消化期間を経て、昨日会社との雇用契約が終了。
今日、9月6日(月)から、無所属、職業・無職になりました。
訓練所に入って初めて「青年海外協力隊」と名乗れるのでこの1ヶ月は本当に無所属・無職です。(しかも青年海外協力隊は別に職業ではない・・・)
カンボジアのビザのoccupation の欄にどう書こう、とかみんぱく図書館入るときの所属はどうしよう、とか考えちゃいます。

とりあえず、そんなこと考えている暇があればフランス語勉強しないと。。。
そして10日(金)からは5日間東京で研修です!
内容は農村開発法が中心とか。大学時代お世話になった先生も講師として来られるので今から楽しみです。

2010年7月22日木曜日

気づきを起こす

最近考えてること。
興味・関心がない人たちを動かすにはどうすればいいのか、ということ。

高校・大学の友達は興味・関心が似ているのもあって、結構まじめに世界のことについて話をしたりもする。
ただ、大人になってから出会った人はそうはいかない。(もちろん否定しているわけではなく、当然のことで)

そういう人たちを動かすには何が有効?

無知・無関心の状態を気づきに変えてひいては行動に移すまではどうすればいいのか?

通ってる市民講座で偶然にも昨日この話が出た。
その際、出たのがメディアの力を利用するというもの。

確かに無知・無関心の状態を作り出しているのは情報がないからであって、逆に多くの情報を得られないのは無知・無関心な人が多いからという図式は成り立つ。

問題はどうやってメディアに扱ってもらうか。
簡単なことではない。
でも、ありがちやけど、一歩としてやっぱ大事なんは知ることやと思う。

その知ることの過程も、まず身近にいてる人から話をすることが結構有効やし興味を持ちやすいんじゃないか、と考えるわけで。

ブログやったりツイッターやったりで手段としては多数ある。そこで一方的ではなく、双方向でいられれば、より簡単に人に気づきを起こせるんちゃうかな。

そこから先、行動するかしないかは本人次第やけど、まずは知ることがそこに繋がるわけやし。

あたし自身も、そしてこのブログも周囲に気づきを与えられるように勉強します。

きっかけづくり

協力隊の二次面接で聞かれたこと。

「あなたは協力隊の経験をどのように日本に、特に自分の周囲に還元しますか?」

その場では、報告会や写真展開いたりします、とか何とか答えた。

でも、それからずっとその質問が引っ掛かってて。
帰国してからの自分のキャリアとか家族のこととかばっか考えてたけど、それだけやったらあかんって。

周囲にどう還元できるか?

考えて出たあたしなりの答えが「きっかけづくり」。

就活のときも協力隊の面接のときも散々言っていたこのことば。

あたし一人で何かを変えることなんて到底できひんけど、あたしの周りの人に対して何らかのきっかけづくりならできるんちゃうって思って。

その一歩として、あたしがガボンで見たこと、感じたことを少しでも発信できればと思ってブログ始めます。
怠惰なあたしがどこまで続けられるか?三日坊主にならんようがんばります。。